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プライベートバンカー資格チャレンジ情報コーナー

「対談」「プライベートバンカー」資格の魅力とは?<その1>

14.02.18

プライベートバンカー資格チャレンジ情報コーナー

(公益社団法人 日本証券アナリスト協会 PB教育企画部 大澤静香部長、ときわ総合サービス株式会社 二宮裕子)

~プライベートバンカーは、金融サービスのコンシェルジュ。投資に限らず、財産の管理や法律に関すること、税金、相続、不動産などあらゆる金融資産に関するアドバイス(※)を行う"何でも屋さん"という存在です。

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(二宮) 最初に、「プライベートバンカー(PB)」とは、日本ではあまり聞きなれない言葉ですが、どのような資格なのか、わかりやすくご説明いただけますか?

(大澤部長) 平たく言いますと、金融サービスの"何でも屋さん"というか、"コンシェルジュ"のような存在です。最近では、金融機関によって、投資コンシェルジュという担当を設けているところがあります。これは投資に関する相談に応じる部署ですが、PBは投資に限らず、財産の管理や法律に関すること、税金、相続、不動産のことなどあらゆる金融資産に関するアドバイス(※)を行う何でも屋さんという存在です。発祥はスイスです。

※ここでいう法律や税金に関するアドバイスというのは、弁護士法に定められた弁護士業務や税理士法に定められた税理士業務のことではなく、 一般的な事例に置き換えた説明に留まります。

(二宮) スイスと言うと、秘密口座といったイメージがあるのですが・・・(笑)

(大澤部長) 欧州は陸続きで国がたくさんあり、過去、戦争によって財産が没収されたりすることがありました。このため、何が起きても資産を守っていきたいというニーズからPBが生まれたようです。ただ、日本でPBがなかなか根付かなかったというのは、それなりの理由があるのです。

(二宮) それはどのような理由ですか。

(大澤部長) はい、日本では、規制等によって1つの金融機関で銀行業務、証券業務、保険業務などすべての金融サービスを提供することができないためです。多少は変わってきましたが、基本的には銀行なら銀行業務、証券会社なら証券業務と、その金融機関が提供できるサービスは限られているということです。
実は、お客さまが本当に求めているのは、一つ一つの深いサービスというよりも金融サービス全体を見渡してどうするのがよいか、どうすべきかといったことかと思うのです。そういった全体を見渡した金融サービスの提供ということがこれまで日本に根付いていなかったなかで、求められる知識を体系化する必要があるという考えに至って、当協会でPBの資格を整備したということです。

(二宮) なるほど。

(大澤部長) ところで、世界の富裕層に関するデータを毎年提供しているキャップジェミニというところがあります。そこでの富裕層の定義は、主な居住用住宅、収集品、消費財、耐久消費財を除き、投資可能な資産を100万米ドル以上保有する個人となっています。それを見ると、実は日本は世界で2番目にお金持ちの国なんですよ。

(二宮) え、そうなんですか?意外ですね。

(大澤部長) ちなみにお金持ちの多い国の1位はアメリカです。2位の日本には、190万人の富裕層がいるということです。3位はドイツ、4番目が中国です。

(二宮) お金持ちの数が多いということは、人口が多い国の方が有利ですよね。

(大澤部長) そうですね。では、お金持ちの割合の多い国はどこかでみても、日本はやはり2位で、1.4%です。ちなみに1位はスイスです。1.4%というのは赤ちゃんまで含めた全人口に対する割合ですから、成人人口における割合では1.8%です。つまり日本人が100人いたら2人くらいはお金持ちが必ずいるということになります。それなのに全体を見渡したサービスを提供するところがなかなかないということで、日本では大勢の個人の皆さまがそういうサービスを待っておられるのではと思っております。

(二宮) そうですね。このPBの資格を取るとこんないいことがあるよ、といった点を教えていただけますか。異なる金融サービスを別々の人ではなく、同じ人に相談できるということになるのでしょうか?

(大澤部長) おっしゃる通りです。富裕層の個人の方はどうしたらよいかと懸命に考えて動いておられるのですね。キャップジェミニで、別の面白いデータがありますので、それをご紹介します。世界の富裕層の方々が、ご自分の資産を、現預金、株式、債券、不動産などどんな商品で保有しているかというデータです。アメリカ、日本、日本を除くアジア、欧州、中東、アフリカなど地域別にまとめたデータです。これによると日本の富裕層では現預金の割合が圧倒的に多いんですね。これはなぜだと思いますか?

(二宮) 冒険したくないとか、リスクを取りたくないという理由でしょうか。
本当は増やしたいけれども、それよりも減らしたくないという方が強いのかもしれません。

(大澤部長) そうですね。保守的なのかなと思いますよね。ではさらに、もう1つデータをご紹介します。富裕層の方が資産運用する場合に、何を望まれるかを尋ねたものです。大きく2つに分けて、資産を増やしたい、のか、資産を守りたい、のか、どちらなのかということを聞いた回答です。

(二宮) 日本人は守りたい方を望むのではないでしょうか。

(大澤部長) じゃあ、見てみましょう。まず、財産を増やしたいという割合はやはり低いです。15%しかありませんね。例えば、南米の人だと37%が増やしたいと思っています。北米の人たちも20%が増やしたいと思っています。一方で、財産を守りたいと思っている人の割合は、日本は34%で、約1/3です。他の地域に比べても決して多いわけではないのです。先ほど増やしたい人の割合が1番多かった南米では43%と、半分近い人が守りたいと考えているんです。つまり他の地域は何を望むかの好みがはっきりしているのですね。

(二宮) では、日本のそのほかの人は何を望んでいるのでしょうか?

(大澤部長) 実は、日本では、1番多いのは「わからない」という人の割合が60%なのです。資産を守りたいから現預金を持っているというより、どうしたらいいかわからない、そういう決められない日本人、という実態が浮かび上がっているのではないかと思っています。なぜわからないのか、決められないのかというと、先ほどお話しした横串を1本刺したような適切なアドバイスをしてくれるところがどこにもないという事情が背景にあって、どうしたらよいか迷っておられるのではないかと思います。そうした意味でPB的なサービスが今後ますます重要になってくると思います。

(二宮) なかなか興味深いデータですね。

(大澤部長) そうですね。資産を守りたいから現預金の割合が高いということでは必ずしもなさそうだというところが面白いですね。

(二宮) 資産運用という点からすると、ファイナンシャルプランナーという資格がありますね。似通った資格のような印象を受けますが、違いはどのようなところにあるのでしょうか?

(大澤部長) そうですね。ファイナンシャルプランナーというのは大変すばらしい資格だと思います。以前は個人向けの金融関連の知識を体系的に整理した資格というのがありませんでした。いわば金融リテラシーを広めたという意味では大変意義深い資格だと思います。そしてファイナンシャルプランナーの資格は、保険とか住宅ローンとか、個人の生活設計に基づいたところが優れていると考えられます。一方で、PB(プライベートバンカー)は、ある程度の資産規模以上の個人向けとなりますが、ビジネスに直結した内容であるところに大きな違いがあると思います。金融知識を体系化したという点でFPは素晴らしいと申し上げましたけれども、それをどういうふうに使ったらよいかという実践力の育成がPBの特徴です。PB科目にはユニークなものがありまして、リレーションシップ・マネージメントという視点です。お客様との関係構築をどうやって進めていったらよいかというものです。

(二宮) コミュニケーションを取っていくということですか。

(大澤部長) そうですね。例えば具体的なアプローチの手法や、どういうふうに聞き出せば、お客様の情報が得られるか、などですね。

(二宮) 聞いちゃいけない情報とかも(笑)。そうすると、PB資格のお薦めは金融機関にお勤めの方が中心ということになるのかもしれないのですが、経済とか金融とかに詳しくない一般の方にとってはいかがなのでしょう?

(大澤部長) 私どものPB資格では初級から上級まで3つのランクを設けており、資格を取りたいと思われる方のレベルに合わせて選んでいただけるようになっています。ビジネスよりの実務に直結したといいましたけれども、一般の方々にとっても、横串を刺したような基本的知識というのは、これから資産運用を考える個人の方にとって、とても重要になると思います。金融サービスを提供する側としては、お客様がある程度の金融知識を持っておられる方ですと、その方に満足頂くためによりレベルの高いサービスを提供しなければならないとなります。金融機関から質の高いサービスを受けたい方でしたら、個人としてもある程度の知識があった方がよろしいと思います。

(二宮) それなりの知識を備えていた方がいいということですね。

(大澤部長) お客さまが難しい専門的な言葉で質問されて、金融機関側が驚くようでしたら、きっと一段上のサービスを受けられるということになるのではないでしょうか。

(二宮) ところで最近、就職のために在学中から資格試験に挑戦する大学生が多くいると聞きますが、PB資格は大学生にとってはどうでしょうか。

(大澤部長) 間違いなくお薦めです。

(二宮) やはり金融機関志望の学生さんとか。

(大澤部長) そうですね。とくに金融機関を志望される方は、業界にまたがる広範な知識を持つことは、幅広く金融サービスを捉えているという意味で武器になると思います。私どもで初級レベルということでPBコーディネーターのテキストを作りましたが、そのテキストに出てくる専門用語や内容を面接官に話すと、面接官もきっとびっくりするかもしれませんね。一目置かれることにはなろうと思います。先日、大手証券会社の採用担当の方とお話をしましたが、エントリーシート等をみても、学生時代に金融知識に関する資格をとっている方が増えているということでした。やはり自己啓発をされているかという点も企業側はしっかり見ているようですね。

(二宮) エントリーの段階でライバルに差をつけるということになりますね。

(大澤部長) そうですね。

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