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ときわんジャーナル

インバウンドでクルーズ船の寄港数が大幅に増加しています!

17.02.27

暮らしと経済豆知識

(訪日外国人数が大幅に増加)

 先日、九州の方から「インバウンドの影響で、ここ数年博多港に寄港するクルーズ船の数がとても増えている。とくに昨年はすごかったよ」とのお話を伺いました。今回は、外国人観光客の来日数やクルーズ船の寄港数等について調べてみたいと思います。

 日本政府観光局(JNTO)が取りまとめている訪日外客数をみると、2016年は2,403.9万人(前年比+21.8%)と前年を2割強上回り、JINTOが統計を取り始めた1964年以降で最多の訪日者数となりました。  国・地域別にみると、中国が前年を3割弱上回る637万人、韓国が同じく前年を3割弱上回る509万人、台湾が1割強上回る416万人など、アジア諸国からの訪日客が大幅に増加していることがわかります。

(クルーズ船の寄港数も大幅に増加)

 訪日外客がわが国に入る手段は、航空機を利用するケースが多いと考えられますが、このところクルーズ船の寄港数もかなり増えているようです。

 国土交通省がまとめた2016年のクルーズ船の寄港回数は、2,018回(前年比+38.8%)と前年を4割近く上回っています。このうち、外国船社が1,444回と約7割を占めているほか、港湾別では、第1位が博多港328回(前年259回)、第2位が長崎港197回(同131回)、第3位が那覇港193回(同115回)と九州・沖縄の港が上位を占めています。3年前までは横浜港や神戸港などが上位を占めていましたが、ここ数年大きく変化しています。冒頭に書きました九州の方のお話はまさにその通りで、博多港はほぼ毎日のようにクルーズ船が寄港していることになります。すごいですね!

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 こうした状況を映じて、クルーズ船で入国した外国人旅客数は、2015年に111.6万人と初めて100万人の大台にのった後、2016年には199.2万人と大幅に増加し、過去最高となりました。訪日外客数の1割弱がクルーズ船に乗って入国したことになります。

 クルーズ船は、寄港地を中心に一度に多数の観光客が入ってくるので、食事、買い物など地元経済に大きな効果をもたらします。一方で、港湾設備はもちろんですが、市内中心部等にそれだけ多数の観光客を受け入れることのできるショッピングセンターや商店街等が必要になります。地方経済の活性化の大きな柱にもなりうる動きですから、先を見据えて街の姿を描きながら手を打っていくことが重要になります。

(国際航空輸送の旅客数も大幅に増加)

 最後に、航空機を利用した旅客数をみてみましょう。国土交通省がまとめている航空輸送統計によると、2016年の国際航空輸送旅客数(本邦航空輸送事業者によるもの)は、1,825万人(前年比+11.6%)と前年を1割強上回りました。中国、韓国はじめアジア方面からの入国が過半を占めています。来日客の動向によっては、これまでなかなか利用度の上がりにくかった地方空港の活用も期待できると思います。息の長い観光資源や体験イベントの企画・実施が地域による観光客誘致の分かれ目になりそうです。

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