<第46回> 婚姻件数の減少、死亡数の増加を映じ、式場の取扱件数も対照的

    (婚姻件数は減少、死亡件数は増加傾向)

  •  ジューンブライドと言われるように6月に結婚する花嫁は女神にあやかって幸せになれるようです。あと半月で6月に入ります。厚生労働省が公表しているわが国の人口動態統計から、婚姻件数の推移をみてみると、2000年以降婚姻件数は緩やかながら減少傾向(下図の茶線)を辿っており、2016年は約62万件と2000年(約80万件)の8割弱の水準となっています。
  •  一方、同じ人口動態統計から死亡数をみてみると、ここ数年はほぼ横這い近くになってきているものの、長期的に増加傾向(下図の緑線)を辿っており、2016年は約129.6万人と2000年(96.1万人)を約35%上回っています(下図の緑線)。

    (出所:厚生労働省「2016年の人口動態統計の年間推計」より)
  •  こうした状況を映じて、全国の結婚式場業における取扱件数をみると、季節性による変動(やはり気候の良い春と秋が多いようです)はみられるものの、2016年は84.8千件と前年(88.6千件)を4%程度下回りました。

    (出所:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」より)
  •  この間、全国の葬儀業における取扱件数は、2000年以降増加傾向を辿っており、2016年は42.1万件と前年(42.0万件)とほぼ横這いとなりましたが、2000年(18.2万件)と比べると2.3倍となっています。

    (出所:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」より)
  •  わが国において、ベースとなる人口が減少し始めている下で、少子高齢化や未婚率の上昇などが進展、これが関連する業界の動向にも影響してきているという姿がみてとれます。