商品検索
ようこそ、ときわオンラインショップへ!
18.09.27
9月は国民の祝日の1つである「敬老の日」がある月(今年は9月17日)です。また、老人福祉法では9月15日を「老人の日」と定めています。先日公表されたわが国における100歳以上の高齢者数の推移をみると、1963年(老人福祉法が制定された年)には僅か153人(うち男性20人、女性133人)だったそうですが、平均寿命の長寿化に見合う形で高齢者人口も急速に増加し、1989年(平成元年)には3,078人、1998年(平成10年)には10,158人と1万人の大台に乗り、2008年(平成20年)には、36,276人、そして今年(2018年<平成30年>)は69,785人(うち男性8,331人、女性61,454人)と7万人に迫る人数となりました。
(出所:厚生労働省「百歳高齢者表彰の対象者は32,241人」より) |
平均寿命も、1963年(昭和38年)には、男性67.21歳、女性72.34歳と70歳前後でしたが、公表されている最も直近の2017年(平成29年)には男性81.09歳、女性87.26歳と54年前に比べて14~15年延びています。
100歳以上の高齢者の内訳をみると、以前からほぼ8割を女性が占めてきましたが、最近では女性の割合がさらに高まり、2018年は88.1%が女性となっています。女性パワーは素晴らしいですね。
100歳以上の高齢者数を人数(絶対数)の順でみてみると、やはり人口の多い都道府県が上位に来ます。トップは東京都の5,973人、次いで神奈川県の3,877人、大阪府の3,537人、北海道の3,413人、福岡県の3,071人が上位5都道府県となっています。
人口10万人当たりの100歳以上高齢者数でみてみると、トップは島根県の101.02人、次いで鳥取県の97.88人、高知県の96.50人、鹿児島県の95.76人、香川県の84.59人の順と西日本、南日本が北日本や東日本より多くなっています。
最近、「人生100年時代」という言葉を聞いたり、見たりする機会が増えてきました。上記のような人数の増加傾向をみると、確かに人生100年(歳)というのは夢ではなく、多くの人にとって訪れる可能性がかなり高まってきているように感じます。
健康や生きがいを大切にすることはもちろん、孤独にならないよう円滑な人間関係を維持することもますます重要になってきます。さらに、お金の面での人生設計(ライフプラン、マネープラン)を早めにかつ長めに考えて、老後に備えることも必要な条件になりそうです。その際、平均寿命や世の中の平均的な家計収支だけを参考に計画を策定するのではなく、それぞれの家庭環境や人生に対する考え方など個別事情に応じた工夫や見直しを加えておくことが大事だと思います。