ときわ総合サービスは “お金に関する商品”を販売しております。

03-3270-5712平日9:00~17:00

ときわ総合サービスは “お金に関する商品”を販売しております。

ようこそ、ときわオンラインショップへ!

会員登録で300ポイントがもらえ、2回目のお買い物から使えます!
新規登録はこちら

ときわんTOP > ときわんジャーナル > 暮らしと経済豆知識 > 2017年のわが国のがん罹患数(予測)が公表されました!

ときわんジャーナル

2017年のわが国のがん罹患数(予測)が公表されました!

17.09.22

暮らしと経済豆知識

(2人に1人ががんになる時代)

 日本人が長寿になるにつれて、がんで亡くなる方が増えており、2人に1人ががんになるという話を聞くことが多くなりました。9月20日に国立がん研究センターが公表したデータによると、生涯でがんに罹患する確率は、男性が62%、女性が46%と、いずれも2人に1人という割合になっています。
 また、生涯でがんにより死亡する確率は、男性が25%、女性が16%となっており、男性で4人に1人、女性で6人に1人の割合です。

 同時に公表された2017年のがん罹患数予測では、全体で1,014千人(うち男性575.9千人、女性438.1千人)と2016年の予測値(1,010.2千人)とほぼ同じです。1百万人と聞くと凄い数字だなと感じます。また、死亡数予測では、全体で378千人(うち男性222千人、女性156千人)とこちらも2016年予測値(374千人)とほぼ同じです。

(がんの種類別罹患数予測)

 がんの種類ごとの予測結果をみると、男性では「胃」、「肺」、「前立腺」、「大腸」、「肝臓」の順、女性では「乳房」、「大腸」、「胃」、「肺」、「子宮」の順となっています(具体的には以下の表の通りです)。

がん罹患数予測(2017年)
yamatyan54-1.png (出所:国立がん研究センターHPより)

(放射線治療について)

 上記のとおりがんに罹患する人数はかなり多いですが、医学が進歩しているお陰で、がんになっても直る、とくに早期に発見できればその確率は上がりますので幸いだと思います。
 先日、放射線医学総合研究所(千葉市稲毛区)を見学する機会を得たので、初めて「重粒子線によるがん治療」の説明を伺い、施設の一部を見せていただきました。
 放射線による治療は、「切らずに治る」ため、「痛くない、熱くない、怖くない、残らない」メリットがあるそうです。具体的には、「放射線の熱でがん細胞を焼き殺すのではなく、放射線で、細胞核の中のDNAに分子レベルの傷を付け、もうそれ以上細胞分裂ができないようにして、がん細胞を殺す」(放医研パンフレットより)ためだそうです。肺がんや仙骨の肉腫など他の方法(外科手術、化学療法)では対応が難しい(治りにくい)がんを見事に完治させることができたという具体例は、とても心強い話でした。
 ただ、話には聞いていましたが、重粒子線がん治療装置はサッカー場ほどもある巨大な設備であり、実際に見学してみると全貌をみることができないほど大きいことはわかりました。また、治療費が高額である(先進医療に該当する疾患の場合、重粒子線照射の技術料は一律314万円)こともわれわれにとって大きな経済的負担になります。
 この点、研究の成果として設備の小型化(最新鋭の設備は約1/3の大きさ―それでも大きいですが)が進んでいるほか、骨・軟部肉腫の場合は、保険に収載されたため、患者の経済的な負担は大幅に軽減されるようです。
 重粒子線治療は非常に強力な治療方法と感心しましたが、保険適用はまだ限定的なので、いざというときの備えとして、経済的に余裕があれば元気なうちにがん保険に加入しておくことも考えるべきと実感した次第です。

サイトマップSITEMAP