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ときわんジャーナル

家計の菓子類支出が伸び悩む一方、国内の菓子類生産が伸びているのはなぜ?

18.07.12

暮らしと経済豆知識

(経済産業省・ホームページのミニ経済解説が面白いですよ!)

 最近は、インターネットのコンテンツ充実、スマホやタブレット端末の普及等により、さまざまな情報が簡単に手に入るようになりました。職場や家庭ではもちろん、移動中の電車やバスの中などでも興味のある情報を得ることが出来るようになりました。一方で、情報が多すぎてどれを見たらよいのか分からないという声もよく聞きます。

 私たちの暮らしにとても関係が深い経済や金融に関する情報もたくさん溢れていて、なかなか消化しきれないということはありませんか。そうした中、経済産業省のホームページを見ていたら、「お役立ちミニ経済解説(by.経済解析室)」という項目を見つけました。これは同省の「経済解析室が各種の指標や統計用語などを簡単に解説し、よくある質問をとりまとめたもの」だそうです。専門家がいろいろな公表データを分析して、わかりやすく解説してくれていますので、興味がある項目を見つけたら読んでみると面白いのではないでしょうか。

 今回は、この中の「ひと言解説」の中から、お菓子類の生産と購入(支出)に関する話題を紹介したいと思います。

(家計の菓子類支出が伸び悩む一方、国内の菓子類生産が伸びているのはなぜ?)

 昔から仕事の合間や少しお腹がすいた時、あるいは職場の同僚が旅行や出張からお土産を持って帰ってきた際などに、お菓子を食べることがあると思います。最近では、体調管理を意識して、食事そのものを控えめにする人も多く、お菓子類(間食)は食べないという人が増えているような気がします。一方、メーカーサイドでは、こうしたダイエットニーズ等に対応するため、低カロリーや低糖質を謳ったお菓子もいろいろ提供してきています。

そこで、まず、お菓子の生産額をみてみましょう。 「ひと言解説」によれば、「全日本菓子協会によると、ここ数年菓子類の生産額は右肩上がりに推移しています。23,401億円(2012年)→25,016億円(2017年)<筆者注:5年間の差額は1,615億円>。菓子類の輸出金額(菓子輸出通関実績(日本関税協会))も132億円(2012年)→279億円(2017年)と倍増していますが、生産額ほどの増加ではないため、菓子類の生産が増えたのは国内への流通が増えているからといえそうです。」という状況になっています。

 では、国内(家計)の菓子類購入額が増えているのでしょうか。この点について同じく「ひと言解説」では、「「2人以上の世帯における菓子類の消費額(品目分類、名目値)は、直近2年はほぼ横這いとなっています。さらに物価の上昇などの影響を排除(実質化)すると、実は菓子類の消費額は前年比でマイナスが続いています。」とコメントされています。やはり少子高齢化の進展や成人のダイエット等による影響が出ているのではないでしょうか。では、家計での消費額が伸びていないにもかかわらず、国内生産額が伸びている背景はどこにあるのでしょう。

(外国人観光客も日本のお菓子が好き!)

 「ひと言解説」によれば、「日本政府観光局(訪日外客統計)よると、訪日外客数は年々増加しており、2017年には2,800万人を超えました。訪日外国人観光客の菓子類購入率を見てみると、こちらも上昇が続いており、お土産用などに、日本のお菓子を購入する方が増えていることが分かります。50.9%(2011年)→67.5%(2017年)。そこで、訪日外国人観光客の菓子類消費額を「訪日外客数(全国籍)×菓子類購入率×菓子類購入単価」として試算してみると、2012年からの5年間で4倍にも増えており、1,175億円もの増加となりました。」ということです。

以前、空港関係者と話をした際、「わが国で有名な地方のブランド菓子のほか、メーカーが新しい商品をどんどん提供していく工夫や努力が外国人観光客を惹きつけている」との説明を聞いたことがあります。インバウンド需要をいかに取り込むかが、これからのいろいろな業界での課題になりそうですね。

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