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17.05.01
前回(第44回)の本コーナーでは、フィットネスクラブの利用が増えている状況についてコメントしましたが、今回はゴルフ場、ボーリング場、遊園地やテーマパークの利用についてみてみたいと思います。
ゴルフについては、1980年代のバブルの頃から90年代に全国に多数のゴルフ場が開設され、利用者数もどんどん増えていたと言われています。その後はどうなっているのでしょう。前回と同じ経済産業省が調査・公表している「特定サービス産業動態統計調査」の結果をみてみましょう。
まず、ゴルフ場の利用者数をみると、昨年は939万人と、会員・非会員とも前年を下回り、全体でも▲2.6%の減少となりました。過去17年間を振り返っても、2003年の998万人が最高で、2011年には878万人まで落ち込みました。その後は非会員を中心に少し持ち直してきたようですが、足もとはやや伸び悩んでいます。
(出所:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」より) |
こうした利用者数の伸び悩みを受けて、ゴルフ場の売上高も2016年は926億円と前年を▲2.5%下回りました。2000年以降でみると、2002年の1,230億円が最高でした。
(出所:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」より) |
次に、ボーリング場の利用はどうなっているでしょうか。利用者数(経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」ベース)は過去10年以上に亘って毎年数パーセントの減少が続いており、売上高も同様に減少傾向が続いています。調査対象先の見直し等により、表面的な売上高の計数は不連続となっており注意が必要ですが、2004年に317億円だった売上高は、2010年に199億円まで減少、翌2011年には調査対象先の変更から一旦325億円まで増えた形になりましたが、2016年には183億円の売上高に止まっています。
(出所:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」より) |
こうした中で、遊園地・テーマパークの入場者数(経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」ベース)をみると、やはり調査対象先の見直し等により数字の不連続が生じていますが、2012年以降は緩やかに増加してきておりこれに伴って売上高も増えています。
世の中の消費が"モノ"から"コト"へという方向にあると言われますが、コトの中でも個人の嗜好の変化等に伴い様々な変化がでてきているようですね。
(出所:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」より) |