ときわ総合サービスは “お金に関する商品”を販売しております。

03-3270-5712平日9:00~17:00

ときわ総合サービスは “お金に関する商品”を販売しております。

ようこそ、ときわオンラインショップへ!

会員登録で300ポイントがもらえ、2回目のお買い物から使えます!
新規登録はこちら

ときわんTOP > ときわんジャーナル > 暮らしと経済豆知識 > 足もとの景況感には明るさがみられますが、暮らし向きは?

ときわんジャーナル

足もとの景況感には明るさがみられますが、暮らし向きは?

18.01.16

暮らしと経済豆知識

(年のはじめ)

 新しい年が明けました。本年もどうぞよろしくお願いします。
 私は正月恒例にしております初詣に出かけました。今年も地元日本橋の氏神様であり、商売繁盛の神様でもある「神田明神」にお参りさせていただきました。例年同様、大勢の参拝者で参道は一杯。本殿の斜め後ろでは、お猿さんの可愛い芸を見ることができ、好天にも恵まれて穏やかな年明けとなりました。
 日本海側や北日本では強い寒波のため例年より雪が多く、列車が立ち往生するなど生活に影響が出ています。1日も早い天候の回復を願っております。
 この間、株価をみると、昨年の秋以降上昇傾向が強まり、とくに年末から年初にかけては大きく値上がりしています。年明け後にお会いした経営者の方々からは、「今年は明るい年になりそうだね」という景気の良い言葉を聞く回数が昨年初より多かったように感じます。

       

(現在の景況感と暮らし向き)

 さて、世の中の皆さんは景気や足もとの暮らし向きをどのようにみているのでしょうか。1月11日に日本銀行から「生活意識に関するアンケート調査」(第72回<2017年12月>)の結果が公表されましたので、その内容を簡単にご紹介します。

 まず、現在(昨年12月時点)の景況感については、「良くなった」との回答が増加する一方、「悪くなった」との回答が減少したため、景況感D.I.は昨年9月調査に比べ、+1.6%ポイント改善しました。自分や家族の収入の状況から判断している人が最も多くなっています。

 ただ、暮らし向き(1年前と比べて)については、「ゆとりが出てきた」との回答が9月調査より減少(7.3%→6.5%)する一方、「ゆとりがなくなってきた」との回答が増加(同39.2%→40.2%)しています。こうした背景の一つとして、現在の収入について、1年前に比べて「減った」という回答はやや減少(同34.0%→33.6%)したものの、「増えた」という回答も減少(同13.8%→12.9%)したことから、現在の収入D.I.のマイナス幅が広がっていること(昨年9月調査に比べ▲0.5%ポイント)が挙げられます。1年後の収入D.I.の見通しについても、16/9月調査以来5回振りにマイナス幅が拡大(▲1.0%ポイント)しています。

 一方、支出については、実績を1年前と比べると「増えた」との回答が増加したものの、収入の見通しが厳しいためか1年後の支出については、「減らす」との回答が増えています(9月調査41.0%→12月調査41.8%)。
 これから1年間の支出を考えるにあたっては、「収入の増減」を気にする人が最も多く、商品やサービスを選ぶにあたっては5割強の人が「価格が安い」という点を特に重視すると回答しています。

 天候不順等による野菜の高騰や円安等による輸入原材料の値上がりから、生活者の観点からみた物価は上がっている一方、収入面でなかなか期待感がもてない場合には支出を絞るという動きが広まる可能性もあり、個人の景況感の改善がこのまま続くのかどうかには注意を要するところではないでしょうか。

サイトマップSITEMAP