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20.12.21
2014年(お題は「顔」)の銀賞受賞作品です。
「今日は金曜日だから、ちょっと贅沢なプレミアムビールを飲もう!」「羨ましいなぁ~。わが家は発泡酒だよ、とほほ・・・」こんな会話はサラリーマンのお決まりのネタ。この句からも、奥さんの顔色を窺いながらビールを選んでいるご主人の姿が目に浮かんできます。昔はビールと言えば茶色の瓶に入った、あのお馴染みのビールだけでした。それが今では、一般的にビールと呼ばれているお酒にも、実は様々な種類があり、価格帯も多岐にわたっているのです。
これは、家計を預かっている妻の立場からすると、飲食費の中でも一番メスを入れたい出費ということかもしれませんね。
私たちが、一般的にビールと呼んでいるお酒には、正確に言えば原料の構成が異なる3種類のものがあります。
①ビール
麦芽の使用比率が50%以上で、副原料の仕様割合を麦芽の5%未満に制限したもの。ここでは「狭義のビール」を指すこととします。
②発泡酒(第2のビール)
麦芽の使用比率が50%未満で、副原料の仕様割合が麦芽の5%以上のもの。(麦芽の使用比率が25%以上か未満かで税率は異なる)
③新ジャンル(第3のビール)
発泡酒に麦由来のスピリッツや焼酎を加えたものや、麦や麦芽以外を発酵させたもの。
昔はビールと言えば、ここでいう狭義のビールだけだったのに、なぜいつの間にかこんなに種類が増えたのでしょうか。ビールに味は似ているが、ビールよりも酒税が低い(=低価格の)発泡酒を販売したところ、これが大ヒット。この結果、多くの酒造メーカーが競って発泡酒市場に参入してきたことによるものです。その後、2003年の酒税法改正に伴い発泡酒の酒税が引き上げられたため、今度は新ジャンルのビールが作られることとなりました。
この時の酒税は350ml缶の場合、ビールは77円、発泡酒(麦芽使用比率25%未満)は46.99円、新ジャンルは28円でした。
そうした中、2020年10月に酒税法が改正されました。
なんとビールの酒税は77円から70円に7円ダウン、一方新ジャンルの酒税は28円から37.8円に9.8円もアップしたのです。
今後ビールの酒税は、2023年10月には63.25円へとさらにダウン、一方新ジャンルは発泡酒(麦芽使用比率25%未満)と統一され46.99円にアップされる予定です。そして、2026年にはついにビール、発泡酒、新ジャンル、全ての酒税が54.25円に統一されます。
つまり、改正前と比較すると酒税は、6年後にはビールが△22.75円、発泡酒(麦芽使用比率25%未満)が+7.26円、第3のビールが+26.25円となります。
種類 | ~2020.9月 | 2026.10月~ | 酒税価格差 |
ビール | 77円 | 54.25円 | △22.75円 |
発泡酒(麦芽使用比率25%未満) | 46.99円 | 54.25円 | +7.26円 |
新ジャンル | 28円 | 54.25円 | +26.25円 |
ビールの価格が下がることを待ち遠しく思う方がいる一方で、低価格だからと新ジャンルを選んでいたお父さん達は、値上げにより困ってしまうことにもなりかねません・・・。
新型コロナの影響により、飲み会はすっかり少なくなってしまいました。飲み会に行かなくなると、意外と飲み会にお金がかかっていたことに気づきます。
確かに飲み会に行くと会費だけでは済まず、2次会への参加や、締めのラーメン、さらにはタクシー代など色々と出費がかさんでしまいます。その一方、飲み会の出費が減った分で「家飲み」を少し充実させている人も増えたことでしょう。
コロナ以前のデータを見てみると、飲み会の頻度は1位が月1~2回、2位が3~4回、3位が5回以上となっています。
また、1回あたりの平均予算は1位が3,000~4,000円、2位が4,000~5,000円、3位が2,000~3,000円です。
つまり一般的には、多くの人は1ヶ月に2回飲み会に行く訳で、帰りにタクシーを使ったりすれば、出費は軽く1万円を超えてしまう計算です。
大枚をはたいて飲み会にいくのであれば、美味しくお酒を楽しみたいものです。そこで、気が乗らない飲み会や無駄な飲み会は、上手に断ることが大事になってきます。
マイナビウーマンによると、飲み会への参加を断るとき、体調不良、先約がある、家族との予定や子供を理由にする人が多いようですが、断ることに罪悪感を覚える人も少なくありません。
そこで、例えば「医者に止められているから」と伝えた時には、実際に今現在そのような状況になくとも「医者に止められる体になりそうだから」と考えることにすればよいのです。また、「家族との予定がある」と伝えた時には、それは「自分にとって飲み会よりも大事な人と過ごす時間を優先したい」という思いからの言葉だ、と思えば罪悪感も薄れます。そして、最後に「また誘ってください」と一言付け加えればベストです。
毎日家で飲むビール代は食費だけど、飲み会代は交際費??記帳の仕方はそれぞれですが、どちらにしてもお酒代は結構かかっているようです。お酒を楽しみながらも、しっかりと家計簿を付けて家計管理をしていくことが重要ですね。