<第62回> 家計の金融資産残高は1,880兆円と過去最高になりました!

    (家計の金融資産残高)

  •  平成29年度(2017年度)は間もなく終わりますが、この1年くらいを振り返ってみると、昨年秋以降株価が上がり始め、年明け後1月中はかなり上昇、2月以降は一旦下落した後、ほぼ21千円台で推移しています。
     こうした下で、家計の金融資産残高がどのように推移したかをみてみましょう。
     日本銀行が四半期に一度公表している資金循環統計をみると、2016年中は1,700兆円台でしたが、2016年末に1,800兆円を超え、2017年中は1,800兆円台をキープ、2017年末には1,880兆円と過去最高なりました。この1年間で70兆円増加したことになります。

     (出所:日本銀行・資金循環統計より)
  • (家計の金融資産残高の内訳)

  •  家計の金融資産残高の内訳をみると、低金利の下ではありますが、現預金が961兆円(前年比+2.5%)と全体の過半(51.1%)を占めています。次いで、保険・年金等が520兆円(同+0.7%)、株式が211兆円(同+17.3%)、投資信託が109兆円(同+13.1%)となっています。前年に比べると株価上昇等の影響を受け、株式や投資信託などの資産残高が増えた形となっており、特に投資信託の残高は過去最高を記録しました。
  •  「貯蓄から投資へ」と言われ始めてかなりの期間が経ちます。株価の上昇により金融資産が増加した面はありますが、家計の運用が少しずつリスク資産に向き始めたのかどうか、今後の動きをフォローしたいと思います。
    家計の金融資産残高等

     (出所:日本銀行・資金循環統計より)