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21.09.17
こんにちは!ときわ総合サービスのおもてなし担当社員の「ときわん」です!
突然ですが、2000年に登場した「2000円札」を覚えているでしょうか。
初回製造から早いもので、既に20年以上が経過しています。最近では目にする機会も減ってきているため、おつりなどで受け取ると懐かしく思う方もいますよね。
もしかすると、今の学生さんには見覚えのない方が多いのかもしれません。
そんなに珍しい2000円札ならば、現在、一体どのくらいの価値があるのでしょうか?
そこで今回は2000円札にまつわるお話を、2021年現在での価値を中心にご紹介します。
「2のつくお金」は海外では沢山出回っているのに、日本では2000円札が普及しなかった背景などその他の2000円札トリビアについては、またの機会に取り上げることにしますね。
2000円札は、その名のとおり券面2,000円の紙幣です。
現在流通している紙幣の中では唯一「2」が単位となっており、「1」と「5」を基準とした日本の通貨設定とは異なる紙幣として誕生しました。
2000年を迎えるミレニアムを記念した年に、日本がホストとなり九州・沖縄サミットが開催されることを踏まえ、当時の小渕恵三総理の発案で、森喜朗総理の時に発行された紙幣です。
日本の文化や歴史を色濃く投影した紙幣として、発行当時はかなり注目されました。
日本の紙幣には歴史に影響を与えた人物の肖像画が使われるのが一般的ですが、九州・沖縄サミットにあやかり、建物である首里城(守礼門)が印刷されているのも特徴の1つです。
当時は物珍しさから一気に流通しましたが、自動販売機やATMの対応が間に合わなかったことや、スーパーや商店、タクシーなどでの釣り銭の渡しミスなど、さまざまな課題に直面し、やがて敬遠されがちに。
現在は地域をあげて、積極的に使用を進めた沖縄近郊以外では、あまり見かけなくなりました。
では、現在2000円札はどのくらいの価値があるのでしょうか?
結論から言えば極めて例外的なケースを除き「額面通り」です。
2000年から2003年にかけて約8億8千万枚の紙幣が発行され、2004年以降は新紙幣が刷られていないことを考えると、2000円札の価値は一見高そうに見えますよね。
しかし、流通量こそ減ってきていますが現行紙幣であり、現在多くの2000円札が日銀の金庫で出番を待っている状態にあります。
今の2000円札は新しいデザインの2000円札が発行されるという話もありませんので、言わば「刷ることを休止しているだけの現行紙幣」と言えます。とするならば、新札が刷り増される可能性も皆無ではありません。
そのため、現時点で好条件が整っているお札以外は、「額面通り」の価値にとどまると考えられるのが一般的です。
「お金の価値が上がるのはどんな時?プレミア紙幣・貨幣の特徴は?」でも価値の高い紙幣の特徴をご紹介しましたが、基本的には2000円札でも一緒です。
2000円札は現行紙幣ですので、高額となることはまず考えられないのですが、以下のような一定条件が揃えばプレミア対象の紙幣となることもありえます。
「エラー紙幣」はいわゆる印刷ミスが発生した紙幣のこと。
偽造防止に印刷したホログラムが2重になっているものなどがあります。
現在の進んだ印刷技術では印刷ミスは起こりにくくなり、万が一エラー紙幣が印刷されてもチェック技術も向上しているため、市場に流通することは極めて稀なことと言われています。
ですから、エラー紙幣に加え、使用されていないピン札などの条件が揃えば、5万円〜10万円の価値がつくことがあるかもしれません。
製造枚数の管理や偽造防止等のために印刷される「記番号」は、6桁の数字を挟むようにアルファベット1文字ずつがふられたもの。
アルファベットをZまで使い切った場合は、数字の前のアルファベットが2桁となり、「AA000001A」というような表記になります。
ZZ台を使い切ると、記番号の印刷の色を変更したうえで、またAに戻ります。
このルールのため、現行の2000円札では色違いで同じ記番号の紙幣は存在しません。
記番号が特徴的なものは、2000円札以外の紙幣でも、高額取引がされる傾向にあります。
さらに未使用のお札では、数千円程度高くなる可能性もあります。
2000円札は、アルファベットで始まる記番号が、お札の左上と右下の2カ所に全く同じものが印刷されています。
しかし、中には印刷ミスで例えば「左上がJ・右下がL」と異なるアルファベットで始まっているものが!
このようなエラー紙幣は、ミスであるアルファベットを文字って「JL券」などと呼ばれており、10万円以上の価値が付くものもあるためチェックしてみましょう。
2000円札は、2000年を迎えるミレニアムに、わが国で九州・沖縄サミットが開催されたことを記念して発行された紙幣です。
日本の文化や歴史を色濃く投影した紙幣として、発行当時は非常に注目が集まりました。
現役である2000円札の価値は、現状流通しているものの殆ど全てが「額面通り」となるため、期待はずれに感じる方もいるかも知れません。
ただし、中には印刷ミスなど、極めてレアな紙幣もあり、価格が上がるものも稀にあるため、手にした際はチェックしてみましょう。
今でも銀行に在庫があれば、2000円札を入手できる場合もあるので、お手元に数枚置いておくのも楽しいかもしれませんね。