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ときわんジャーナル

現金強奪事件の最高額とは?事件の経緯やその後について紹介

22.11.09

お金の知識

こんにちは!ときわ総合サービスのおもてなし担当社員の「ときわん」です!


テレビのニュースやドキュメンタリー番組で「立川6億円強奪事件」や「栃木5億円強奪事件」「福徳銀行5億円事件」という事件を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

これらの事件で盗まれた金額は、過去に世間を大きく騒がした「3億円事件」の被害額をはるかに超えており、大ニュースとなりました。


今回は、過去に日本で起きた現金強奪事件における被害額として、最高額となった3つの事件についてのお話です。

経緯や事件後のこと、さらに海外での高額な現金強奪・窃盗事件もピックアップしてご紹介します。



現金強奪事件の日本の最高額は?立川6億円強奪事件の経緯

2022年10月現在、これまで日本で起きた現金強奪事件の最高額は、2011年5月12日に起きた「立川6億円強奪事件」で盗まれた6億円とされています。


この事件の被害を受けたのは、東京都立川市にある警備会社「日月警備保障」の立川営業所。


12日の未明、押し入った2人の男がソファで仮眠中だった警備員の手首を粘着テープで縛り、金庫室の暗証番号を聞き出すと、現金が入った麻袋やかばんなどを奪って逃走しました。

脅しには刃物や鉄パイプが使用され、当時は非常に凶悪な事件と大きく報道されました。


この事件の被害額は5億9,953万1,209円にものぼり、その被害額から「立川6億円強奪事件」と名付けられました。



立川6億円強奪事件で逮捕・起訴されたのは計23人

立川6億円強奪事件では、事件に関わった計23人が逮捕・起訴されました。


はじめに捕まったのは、警備会社に押し入った実行犯の男2人。

現場周辺で移動したり近くのコンビニで粘着テープなどを購入したりする姿が、防犯カメラの映像に映っており、同年6月上旬に逮捕されました。


実行犯の2人は暴力団関係者だったことから、暴力団が関係する組織的犯行の可能性が高いとして捜査が進行。


実行犯2人の携帯電話の通話履歴などがきっかけとなり、主犯格の3人をはじめとする計23人が強盗致傷罪等で逮捕・起訴されました。

犯人の中には日月警備保障の元契約社員もいたようです。



立川6億円強奪事件のその後

事件後、主犯格となった3人の犯人には、それぞれ懲役14〜20年の実刑判決が言い渡されました。

しかし、犯人逮捕後も盗まれた現金はすべて回収できず、現在でも約3億6,000万円が未回収となっている後味の悪い事件です。


被害にあった日月警備保障は事件後、東京都公安委員会から東京都内での営業を21日間停止する処分が下されました。


また、強奪された現金の預かり先であった郵便局会社からは契約を解除されています。

事件があった営業所では、窓の鍵が半年以上前から壊れているのを放置していたり、不審者を感知する警報センサーのスイッチが切られていたりするなど、さまざまな不備も指摘されました。


これらの処分を受け、日月警備保障は貴重品輸送警備業務から撤退しています。



栃木5億円強奪事件

「立川6億円強奪事件」で被害額が更新されるまで、わが国の現金強奪事件における最高被害額は、2004年10月17日に起きた「栃木5億円強奪事件」といわれています。


被害を受けたのは、栃木県南河内町(現:下野市)にある物流会社「東武運輸栃木」の下野支店。


17日の終業直後に男5人が押し入り、警備員2名にスタンガンやけん銃のようなものを突き付けて脅しながら粘着テープで縛り、金庫内に保管されていた現金入りかばんを奪って逃走しました。


この事件の被害額は5億4250万円にものぼり、当時としては現金強奪事件における最高被害額として大きくマスコミ等で報道されました。


ただ、パトカーのサイレンを聞いた犯行グループは現場近くの路上に約1億2000万円を放棄して逃走したため、犯人らが実際に手にした現金は約4億2250万円でした。



栃木5億円強奪事件の実行犯で逮捕・起訴されたのは計8人

事件発生から約21か月後の2006年7月に実行犯の中国人の男が、逃走資金が尽きたとして栃木県警に出頭。その自供から、日本人の暴力団関係者を含む計8人が実行犯として逮捕されました。


自首した実行犯の中国人には2007年1月に懲役11年の判決が、首謀者の元暴力団員には同年3月に懲役18年の判決がそれぞれ言い渡されています。

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銀行強盗事件としての最高額は?福徳銀行5億円事件の経緯

「福徳銀行5億円事件」は、2022年10月現在、これまで日本で起きた金融機関に対する現金強奪事件としては、最高金額の被害を記録した事件です。


福徳銀行5億円事件が起きたのは1994年の8月5日、被害にあったのは福徳銀行神戸支店でした。


午前9時20分頃、拳銃のようなものを持った2人組の男性が銀行員3人に近づき、ライトバン内に拘束。

銀行員によって現金輸送車から降ろされていた現金5億4,100万円入りのジュラルミンケースを盗み、逃走しました。

逃走に使われた車は事件現場から600m離れた路上で乗り捨てられているところを発見されましたが、事後盗難車と判明しました。



福徳銀行5億円事件のその後

福徳銀行5億円事件で逮捕されたのは、元暴力団員と元会社員の2人の男性。

元会社員が事件のことを知人に打ち明けたことをきっかけに捜査は急速に進みましたが、捜査当局からの事情聴取後に元会社員は自ら命を断っています。


一方、元暴力団員の男は事件後海外への渡航を繰り返し、2002年4月に時効を迎える形で事件は幕を閉じました。

元暴力団員の男は、2007年に愛知県で起きた別の現金強奪事件で現行犯逮捕されていますが、福徳銀行5億円事件に関する情報については黙秘を続けたそうです。



福徳銀行5億円事件の犯人はグリコ・森永事件の犯人の1人?

福徳銀行5億円事件で自殺した元会社員の男は、過去に起きたグリコ・森永事件の犯人の1人として事件に関わっていたという説があります。


グリコ・森永事件とは、1984年に江崎グリコに対して起こされた脅迫・放火を皮切りに、数々の食品会社が脅迫された事件です。

事件に関わった者や捜査員などの自殺により結局犯人の正体はわからず、完全犯罪・未解決事件となりました。


福徳銀行5億円事件の犯人である元会社員の男も自殺したため、事件の真相は明らかにはなってはいませんが、この男がグリコ・森永事件の犯人の1人である可能性が高いともいわれています。



海外での高額な現金強奪事件もいくつか紹介

日本だけでなく、海外でも起きている現金強奪事件。

中でも被害額が高額だったチューリヒ(スイス)、フォルタレザ(ブラジル)、バグダッド(イラク)で起きた現金強奪・窃盗事件について、それぞれ詳しく紹介します。



映画にもなったスイスの「世紀の郵便局強盗」

「世紀の郵便局強盗」といわれているのは、1997年9月1日にスイスのチューリヒにあるフラウミュンスター郵便局で起こった現金強奪事件です。


犯人はおもちゃのピストルを使い、誰1人としてけが人を出すことなく現金5,300万フラン(約78億円)を盗み出しました。

5人の犯人による犯行時間は、たった数分。

歴史に残る強盗事件として映画にもなりました。


多額の現金を持ち出したにも関わらず、事件当初は捜査が難航。

各国のメディアが事件を報じ、中には犯人を称賛する声や事件に便乗した広告を出稿した会社もありました。例えば「郵便局強盗様、マツダE2000なら現金7000万フランを収容できる十分な荷物スペースがありますよ」といった内容もあり、広告主は何と日本の自動車メーカーのマツダでした。


しかし、事件から10日ほど経った日、事件現場に残った犯人の指紋や乗り捨てられた車などが証拠となり、警察は実行犯の3人をはじめとする計18人を逮捕します。


犯人たちにはそれぞれ4年9カ月〜5年6カ月の懲役刑、最年少だった19歳の少年には矯正施設での不定期刑が言い渡されました。

盗まれた現金のうち、2,700万フランはまだ回収できていないということです。



民家から銀行までトンネルを掘って金庫破り!「ブラジル中央銀行金庫破り事件」

2005年8月、ブラジルの都市フォルタレザで起きたのが「ブラジル中央銀行金庫破り事件」です。

先に紹介したスイスの強盗事件同様、映画化されて話題となりました。


セキュリティが強固なブラジル中央銀行のフォルタレザ支店を狙う方法として犯人グループが考え出したのは、トンネルを掘る作戦。

銀行から80mほどしか離れていない、造園会社の看板を掲げていた民家から銀行の金庫室の下までトンネルを掘り、現金を盗み出すという大胆な方法です。


後に分かったことですが、仲間の中にはトンネル掘りのプロや銀行の警備員などもおり、計画的に作戦が練られたことが伺えます。

犯人グループは3カ月間トンネルを掘り続け、銀行の職員や警備員に気づかれることなく約1億6000万レアル(日本円で約80億円)を盗み出しました。


銀行が強盗に気付いた頃には犯人たちはすでに逃げていましたが、仲間割れによる通報により逮捕に至ることに。

36人からなる犯人グループのうち26人は逮捕され、中には誘拐や殺人事件の被害者になった犯人もいます。


盗まれた現金のうち回収できたのは25億円程度で、未解決事件として歴史に名を残しています。



約450億円もの被害額を出した「ダルエスサラーム銀行強盗」

2007年7月、イラクのバグダッドでは、銀行から約3億ドル(約450億円)が盗まれる「ダルエスサラーム銀行強盗」が起きました。

容疑者として浮上しているのは銀行の警備員3人で、事件後に行方をくらましています。


日本をはじめとする先進国ではキャッシュレス決済が主流となりはじめていた当時、内紛が続いていたイラクでは、まだほとんどの人が現金を使っていました。

そのため、バグダッド中心地では多額の現金を保管している銀行が多く、そのような事情も多額の被害額を出した背景の1つだったと考えられています。


ダルエスサラーム銀行強盗事件の真相は謎に包まれており、犯人たちがどのようにセキュリティを突破したのかなどの詳細な情報は明らかにされていません。

また、犯人の3人は未だ逮捕には至っていないとされています。



日本の現金強奪事件の最高額は6億円!世界では450億円の被害も

テレビのニュースやドキュメンタリーなどでたびたび話題となる現金強奪事件。

日本では、2011年5月に起きた「立川6億円強奪事件」で盗まれた6億円が史上最高額の被害額となっています。


金融機関への強盗に絞ってみると、1994年に発生した「福徳銀行5億円事件」で盗まれた5億円が最高額です。

どちらの事件も盗まれた現金を全額回収することはできず、完全な解決とはいえないまま事件が終結しています。


また、世界では何十億と強奪される事件も複数発生しており、中には犯人が称賛されたり映画化されている事件も。

中でも2007年にイラクのバグダッドで起きた「ダルエスサラーム銀行強盗」では現金約450億円が盗まれ、今もなお犯人が捕まっていない未解決事件として歴史に残っています。


セキュリティの弱さや世界情勢などが事件の背景となることも多く、警備会社や銀行の課題は今後も続きそうです。

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