商品検索
ようこそ、ときわオンラインショップへ!
21.10.20
こんにちは!ときわ総合サービスのおもてなし担当社員の「ときわん」です!
配偶者やご家族にも内緒の貯蓄「へそくり」ですが、よくよく考えるとちょっと不思議な言葉ですよね。
体のへそがなぜ、お金に関係するのでしょうか?
それとも別な言葉が語源なのでしょうか?
今回は「へそくり」について、その平均額や使い道などのあるある話も含めてご紹介します。
まずは「へそくり」の定義と語源についてご紹介していきましょう。
現在、私たちが使っている「へそくり」という言葉は、家族全体の家計用・共有財産となるものではなく、個人的に使用することのできる「私財」を指します。
配偶者に内緒で貯蓄した金銭に対して「へそくり」と称することが多いようです。
もともと「私財」というと、結婚前に貯めた貯蓄を共有財産として組み替えなかった場合や、夫婦の家計を一部分割している場合の貯蓄なども含まれます。
しかし、この私財全体を「へそくり」と称することはあまりなく、一般的には結婚後に新たに貯蓄したもの、特に夫婦の共同会計から捻出した貯蓄を「へそくり」とする傾向にあります。
時には内助の功として活躍することもある「へそくり」ですが、配偶者に内緒にしているお金を「へそくり」と呼ぶことが多く、後ろめたい雰囲気の漂う金銭でもあります。
へそくりが何となく秘密裏に行われる貯蓄を指すのには、へそくりの語源が関連していると考えられています。
へそくりの語源についてはいくつか所説があるものの、現在は次の2つが有力な説となっています。
綜麻(へそ)とは、麻糸を巻きつけた(繰り出した)「糸巻束」のこと。
古くは江戸時代から使われている言葉です。
もともと農村などで暮らしていた平民たちが、家計を助けるために糸巻の内職をし、そのお金を普段の家計とは分けて管理していたことに由来しています。
この説では体の中心にある「臍(へそ)」の近くから出されるお金を指しています。
江戸時代頃は多くの庶民が財布を持たず、懐紙などにくるんだお金を腹巻や帯の中へしまい込んでいました。
この姿が「臍繰り」の語源である、という説も根強く語られています。
どちらの説においても、そもそもは後ろめたさのあるお金ではありませんでした。
しかし、のちに江戸飢饉(ききん)などに伴う経済的な困窮を経験し、家長が所得を管理し少しでも無駄なく活用することが求められ、隠し金などもってのほか!という意識が芽生え始めました。
また、この時代は「年貢」として収穫物や金銭を納める必要がありましたが、大名などに所持金や財産をすべて知られてしまうと、ギリギリまで搾取される可能性もありました。
これらのことから、へそくりは「秘密裏に貯めるお金・肌身離さず隠し持つお金」という価値観にスライドしていったといわれています。
女性誌やマネー誌の特集でも、「へそくり」の話は定期的に見かけます。
こうした機会にお金を貯めることについて問題意識を持てば、相場を知ることでご自身に合った目標額を見直しできますし、効率の良い貯め方が見つかるかもしれません。
それに世の中の人たちの隠し場所や使い道についても、気になるところですよね。
貯めるためのコツとともに、ご紹介していきます!
各種雑誌やWEBマガジンの特集などで見かけるへそくり事情をみると、圧倒的に家計の主導権を握っていることの多い「主婦」がターゲットになっている特集をよく見かけます。
まず、主婦の友社においてwebマガジン「暮らしニスタ」がユーザーに行っているアンケートを元に紐解いてみましょう。(対象月2021年6月、30代〜50代の既婚主婦169名)
へそくりの隠し場所としては、自宅であれば食器棚や床下収納などのキッチン周り、本の隙間などが多く、絶対見つからない場所として会社の机の中などを選ぶ方もいるようです。
今度は、投信投資顧問会社である「スパークス・アセット・マネジメント株式会社」が行ったアンケートを元に傾向を見てみましょう。
※割合と平均額は2020年アンケート、目的は2019年アンケートより転載
へそくりの目的について補足すると、男性2位が「老後の生活費のため」、女性2位は「自分へのご褒美消費のため」。
目的に対しては、男女間で大きな差がないようです。
その一方で、へそくりの平均額は男性より女性がかなり多いようです。
女性が家計の主導権を握っているケースや、仕事やパートの給料をそのままへそくりに充てているケースが多いことも一因かもしれません。
へそくりは目標額や目的に応じて貯め方の傾向が変わります。
明確に目標や目的があり、しっかり貯めたい人であれば、家計用の口座から先取りして、貯金や投資として確保するのが近道です。
月の収入や支出に変動があり、一定額を確保するのが難しい場合には、500円玉貯金など金額設定を抑えて日々の生活で貯蓄する癖をつけると貯めやすくなります。
ここで1つ意識したほうが良いことがあります。
それはへそくり全額を貯蓄口座に預けるのは避けたほうが無難ということです。
生活費の補填や有事の備えとしてへそくりをするのであれば、停電や災害時などいざというときすぐ持ち出しができるように、ある程度は手元に残しておいたほうが安心でしょう。
金額が大きい場合は、全額たんす預金にするのも防犯面で心配ですよね。
目的や金額に応じて貯蓄場所も考えて、へそくりとうまく付き合っていく方法を探ってみましょう。
ちなみに、小銭貯金でへそくりをすると、家族に見つかりやすいだけでなく、枚数によっては金融機関に入金する際に手数料がかかります。
合わせて覚えておくと良いでしょう。
へそくりの語源は諸説ありますが、有力な説は2つ!
家計を助けるために糸巻の内職をし、そのお金を普段の家計とは分けて管理していたことに由来した「綜(へ)麻(そ)繰り(くり)」説、お腹のへその近くから出されるお金(昔は懐紙などにくるんだお金を腹巻や帯の中へしまい込んでいた)から由来した「臍繰り」説です。
家族に秘密にしているという事情から、後ろめたいものと捉えることも珍しくありませんが、もともと内助の功や将来に対する貯蓄であったり、趣味や旅行に役立てることができる余剰金ともなりうるもの。
近年では「自分の趣味やご褒美のため」「老後の生活費のため」といった目的が多いようです。
いずれも使い方次第で生活が潤うことを念頭におき、楽しく確実に貯められるものになると良いですね。