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ときわんジャーナル

【第5回:川柳deやりくり】見切り品知った顔見て手が出せず

20.06.08

お知らせ

見切り品知った顔見て手が出せず(兵庫県/お顔うるうるさん)

2014年度(お題は「顔」)の銅賞受賞作品です。

夕方にスーパー・マーケットを覗くとお肉が30%引き!こちらの牛乳は20%引き!この「見切り品」はお買い得!と思わず手を伸ばす、誰しも経験があるのでは・・・。私など、店員さんが値引きのシールを貼る時間帯を見計らって、買い物にいくこともしばしばあります。ご近所さんには内緒ですよ。この川柳の気持ち良く分かるなぁ~。

でも恥じる必要はありません。売れ残った食材は廃棄されてしまうのですから、「食品ロス」を減らすことに貢献したともいえます。偉い!その一方、割安な食品をまとめ買いしたところ、買い過ぎてしまい、結局捨ててしまうという失敗も時折してしまいます。反省!

この川柳が思い起こさせてくれた「食品ロス」の問題、そこから派生して、「消費期限」「賞味期限」の違いは何か、食品ロス回避による節約術、などについて改めて考えてみることとしましょう。

「食品ロス」は一世帯当たり年間6万円!

京都市の試算によれば、「食べ残し」や「手つかず食品」の廃棄により、一世帯当たり年間6万円も無駄にしているそうです。一生懸命やりくりをしても6万円の節約は難しいもの。家庭での「食品ロス」を減らすことは、社会的な意義が大きいだけでなく、家計の節約への近道なのです。

200608冷蔵庫一杯.jpg

日本の「食品ロス」は年間612万トン!

環境省が公表した資料を見ますと、2017年度において、本来食べられるにも拘わらず廃棄されている食品=「食品ロス」は約612万トン発生したとされています。

牛丼1杯は約400gですので、牛丼150万杯以上が捨てられた計算になります。世界中で飢餓に苦しんでいる人々への食糧援助量は約320万トンと言われていますので、わが国だけで、その約2倍の食べ物が捨てられている訳です。

200608ゴミ箱.png

日本は世界の中でも有数の「食品ロス」大国 

農林水産省のHPに食品廃棄物発生量の主要国比較が掲載されています。下記の通り、日本の一人当たり食品廃棄物発生量は、欧米主要国よりは少ないものの、アジアではトップクラスのようです。

オランダ 149.9㎏~222.9㎏
フランス 148.7㎏~200.5㎏

英国   187㎏
米国   177.5㎏
ドイツ  136㎏
日本   133.6㎏
韓国   114㎏
中国   75.74㎏

           
「食品ロス」の半減は国連の目標にもなっています! 

1年間で世界全体では、約40億トンの食品が生産されている一方、そのうちの1/3に相当する約13億トンが廃棄されていると言われています。
国連はこの大量の食品ロスを問題視し、2015年9月に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で定められている「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)のターゲットの一つとして、「2030年までに世界全体の一人当たりの食糧の廃棄を半減させる」ことを盛り込みました。

200608国連.jpg


これを受けて日本国内では、2019年10月から「食品ロス削減推進法」が施行されています。

「食品ロス削減推進法」は消費者にも食品ロス削減のための自主的な取組みを促しています! 

先ほど述べた2017年度の「食品ロス」612万トンのうち、家庭で発生した廃棄物は284万トンと半分弱を占めています。

食べ切れないほど買い物をしてしまう、冷蔵庫の奥に古い調味料が残っている、「賞味期限」を過ぎただけでまだ食べられるかどうか確かめずに捨ててしまう、といったことの積み重ねが、この数字になっている訳です。

食品ロス削減推進法」は、第6条で「消費者は、食品ロスの削減の重要性についての理解と関心を深めるとともに、食品の購入又は調理の方法を改善すること等により食品ロスの削減について自主的に取り組むよう努めるものとする」と規定し、消費者も食品ロス削減に向けて大きな役割があるとしています。

「消費期限」と「賞味期限」との違いとは?

「食品ロス」を減らすためには「消費期限」と「賞味期限」を正しく理解しておくことが大切です。

200608カレンダー.png

「消費期限」とは、パッケージや包装を開封していない状態で、表示されている保存方法に従って正しく保存した場合に、腐敗するなど品質劣化に伴い安全性を欠くこととなる恐れがない、と認められる期限のことを言います。

分かりやすく言えば「安心して食べることができる期限」を示しています。日持ちしないお弁当やサンドウィッチ、惣菜、生クリームのケーキ、精肉、鮮魚などに表示されている期限です。

200608精肉.png

一方、「賞味期限」とは、パッケージや包装を開封していない状態で、表示されている保存方法に従って正しく保存した場合に、味と品質が十分に保てると製造業者が認める期限のことを言います。

品質が変わらず「美味しく食べられる期限」を示しているのであって、その期限を少しでも過ぎたら食べられない、食べてはいけないということではありません。

実際に日本では、万全を期して前倒しで「賞味期限」を設定することが広く行われています。企業によっては、10か月美味しく食べられる商品の「賞味期限」を6か月と6割に短縮して設定しているケースもみられます。

日本独特の1/3ルール、ご存知ですか?

固めの「賞味期限」の設定に加え、日本の食品業界には「3分の1ルール」という商慣習があります。これは「賞味期限」を1/3に区切って、製造から1/3までを「納品期限」、2/3までを「販売期限」とするものです。

200608賞味期限.png

例えば賞味期限が6か月のお菓子の場合、菓子メーカーは製造から2か月以内に小売店に納品しなくてはならず、2か月を過ぎると納品すらできません。
さらに製造から4か月経った商品は、「賞味期限」まで2か月残しているのに商品棚から撤去されてしまう結果、「食品ロス」を生む背景の1つとなっています。

消費者の「賞味期限」に対する過敏な意識が、事業者に影響を及ぼし、「賞味期限」前に食品を店頭から撤去させているとも言われています。

当社の「ときわプラザ」では、このような「賞味期限」の短い商品を仕入れ、格安で販売することにより、お客様に喜んで頂きつつ、「食品ロス」を削減する取組みを行っています。

「食品ロス」を減らし賢く節約するためのチェックポイントは?

最後に「食品ロス」を減らし、家計のやりくりに大いに役立つチェックポイントをあげておきましょう。

【買い物】
・ 買い物前に一週間分の献立を考え、買うべきものを書き出す。
・ 冷蔵庫をチェックし、誤って購入することや買い過ぎの防止に努める。
・ まとめ買いは避け、適量を買う。
・ 調味料は「賞味期限」までに使い切れるようサイズを選ぶ。
・ スーパー・マーケットでは、利用予定と食品の期限表示を照らし合わせ、陳列棚の手前にある期限が短い商品から取るように心がける。

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【調理】
・ 使っていない食材や期限の近い食料品を利用する。
・ 食べ切ることができる量だけ作り、作り過ぎない。

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【保存】
・ 冷蔵庫や収納庫での保存は、適切で長持ちする方法を選ぶ。
・ 冷蔵庫の中を、保存期間の短い食材や作り過ぎてしまった食材がないか「週いち」で、調味料や冷凍庫の食材は古いものがないか「月いち」でチェックする。
・ 冷蔵庫は容量の7割程度の利用にとどめスッキリさせておく。

さあ、私も今日から新たな気持ちで、「食品ロス」を減らし、節約名人になれるよう頑張ることとしますね!!

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