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ときわんジャーナル

日本の紙幣の裏面デザインの歴代変遷を完全解説

25.03.12

お知らせ

こんにちは!ときわ総合サービスのおもてなし担当社員の「ときわん」です!


普段使っている紙幣の裏面に何が描かれているか、気にしたことはありますか?


実は紙幣の裏面デザインには、その時代の日本の象徴となるものが選ばれ、時代とともに変化してきました。


今回のコラムでは、終戦直後から現在まで、紙幣の裏面がどのような変遷をたどってきたのか、2024年7月に発行された新紙幣の情報も含めて詳しくご紹介します。


紙幣の裏面の歴代デザインの歴史を知ることで、日本の文化や価値観の変化も見えてきますよ!

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歴代紙幣の裏面に描かれたデザインは?新紙幣も紹介!

時代とともに変化してきた紙幣の裏面デザイン。


戦後から現代まで、どのようなデザインが採用されてきたのか、時代を追って見ていきましょう。



1946年~1950年代の裏面デザイン

戦後間もない時期の紙幣は、国の再建と発展を象徴するような図柄が特徴で、数字主体の地味なものでしたが、1950年代に入ると、近代化を象徴する建造物が多く採用されるようになります。


五十円札には日本銀行本館、百円札には国会議事堂が描かれ、国家の経済と政治の中心を示すデザインが選ばれました。

一方で、五百円札には富士山が描かれ、日本の自然美も大切にされていました。



1980年代~2000年代の裏面デザイン

1980年代になると、日本の伝統文化や自然を象徴するデザインが多く採用されるようになりました。


1984年発行の紙幣では、千円札に鶴、五千円札に富士山、一万円札に雉(キジ)が描かれ、日本の風景や生き物をモチーフにしたデザインが特徴です。


2004年には、さらに芸術性の高いデザインへと進化。

千円札には日本の象徴である富士山に桜を組み合わせ、五千円札には尾形光琳の「燕子花図」という日本美術の傑作が採用されました。


一万円札の裏面には、国宝である平等院鳳凰堂の鳳凰像が描かれ、日本の伝統文化の粋を表現しています。



2024年発行 新紙幣の裏面デザイン

2024年7月に発行された新紙幣。

一万円札の裏面には、初近代建築である東京駅の丸の内駅舎が初めて採用されました。


1914年に竣工したこの駅舎は、「赤レンガ駅舎」として親しまれており、2003年には国の重要文化財に指定された歴史的建造物です。


五千円札には、古事記や万葉集にも登場する藤の花が描かれています。

紫色を基調とした紙幣の色調と見事に調和する、日本の伝統的な花がモチーフとして選ばれました。


千円札の裏面には、葛飾北斎の「富嶽三十六景」より「神奈川沖浪裏」を採用。

この浮世絵は世界的に高い評価を受けており、日本文化の世界への影響力を示す作品として選ばれました。

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なぜ紙幣の裏面デザインは変更されるのか?

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紙幣のデザインは、最近では20年ごとに改刷され、一新されています。


その背景には、偽造防止という重要な目的と、時代に合わせた日本らしさの表現という2つの大きな理由があります。



偽造防止のための技術革新

紙幣が偽造され、広く出回ってしまうと、私たちの経済活動に大きな悪影響を及ぼすおそれがあります。

そのため、紙幣デザインの変更は、最新の偽造防止技術を導入する重要な機会となっています。


特に現在発行されている紙幣は、2004年の発行開始から20年が経過し、この間に印刷技術は大きく進歩しました。

こうした技術の進歩に対応し、より高度な偽造防止技術を導入するため、デザインの改刷が行われるのです。


また、目の不自由な方や外国人の方など、どなたにも使いやすいユニバーサルデザインの考え方を取り入れることも、現代の紙幣に求められる重要な要素となっています。



時代を映す日本の象徴として

紙幣の裏面デザインに法的な選定基準はありませんが、その時代を象徴する「日本らしさ」が反映されています。


1950年代は、国会議事堂や日本銀行本館など、近代国家としての発展を象徴する建造物が多く採用されました。

その後、1980年代から2000年代にかけては、鶴や雉といった日本の生き物、富士山や桜といった自然、「燕子花図」のような日本美術など、日本の伝統文化や自然美を象徴するデザインへと変化していきました。


2024年発行の新紙幣では、世界に誇る日本の建築技術や芸術作品が採用され、グローバルな視点での日本の魅力を表現しています。


このように、紙幣の裏面デザインは、単なる装飾ではなく、その時代における日本のアイデンティティや価値観を表現する、重要な役割を担っているのです。


新紙幣が発行される場合は、早いタイミングで公表されます!

その理由については、以下のコラムもぜひ読んでみてくださいね。


2024年度上期中の新紙幣発行。早いタイミングでの公表には理由があります。



紙幣の裏面もぜひチェック!歴代デザインは日本の誇りを表現

日本の紙幣の裏面の歴代デザインは、時代とともに大きく変化しています。


1946年から1950年代は国家の発展を象徴する建造物が中心でしたが、1980年代以降は日本の自然や伝統文化を表現するデザインが多く採用されてきました。


2024年7月発行の新紙幣では、東京駅丸の内駅舎や「神奈川沖浪裏」など、世界に誇る日本の建築技術や芸術作品が採用されています。


紙幣のデザイン変更は、偽造防止の最新技術を新紙幣に搭載するという実用的な目的だけではなく、その時代における日本のアイデンティティを表現する重要な役割も担っています。


これからも時代とともに変化していく紙幣の裏面デザインに、ぜひ注目してみてください。

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