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ときわんジャーナル

【第4回:川柳deやりくり】金運はないのに伸びる生命線

20.05.28

お知らせ

金運はないのに伸びる生命線(静岡県/赤とんぼさん)

2017年度(お題は「運」)の銀賞受賞作品です。

皆さんは、手相占いを体験したことがありますか?金運、恋愛運、仕事運など占い師さんのコメントに一喜一憂した方もいらっしゃるのでは・・・・・・。
寿命を占う生命線が長いことは、誰にとっても嬉しいことかと思いきや、そう単純でもないようです。「そんなに長生きすると貯金が底をついてしまわないか」「病気になって辛い思いをしながら長生きするのは苦痛ではかいかしら」と、長生きにも悩みがつきまといます。

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この川柳は、長生きが嬉しくも、お金の面では不安が尽きない気持ちを上手に歌いあげています。

「人生100年時代」と言われるようになった現在、長寿の実情、長生きへ備えなどについて、改めて考えてみましょう。

日本人はどのくらい長生きになったのでしょう

2019年7月に厚生労働省が公表した「簡易生命表」をみますと、2018年に生まれた日本人の平均寿命は、男性が81.25歳、女性が87.32歳となっています。
男性は「香港」「スイス」に次いで第3位、女性は「香港」に次いで第2位であり、日本は国際的にもトップクラスの長寿国です。

なお、「生命表」とは、その時点の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の死亡確率や平均余命などを推計したもので、その年に誕生した0歳児の平均寿命を言います。因みに、上記生命表でも、80歳の方の平均寿命はもっと長く、男性が89.06歳、女性が91.91歳となっています。

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日本人の長寿化は最近50年間に大きく進みました

戦後間もない1947年の平均寿命は、男性が50.06歳、女性が53.96歳でした。

さらに遡って「スペイン風邪」が流行した約100年前(1921年~25年)の平均寿命を見ますと、その猛威や関東大震災の影響もあって、男性で42.06歳、女性で43.20歳でした。織田信長が本能寺で謡った敦盛の「人間50年」にも達していませんでした。

このように日本人の長寿化は、この僅か半世紀程の間に達成されたものなのです。
長寿化の背景としては、日本人の健康志向の強さを指摘する向きもありますが、国民皆保険制度が、国民の健康を促進し寿命を延ばした最大の要因と考えるべきでしょう。

健康寿命を延ばすことを目指しましょう

「平均寿命」と対比して使われる言葉に「健康寿命」があります。健康上の問題がない状態で日常生活が制限されることなくできる期間のことです。2016年時点の健康寿命は男性:72.14歳、女性:74.79歳となっています。

平均寿命と健康寿命の差は、男性が約9年弱、女性が約12年強です。このことは、10年前後は病気や要介護となり、不自由な生活を余儀なくされることを示しています。

治療や介護に掛かる費用が心配となり、長生きを素直に喜べないのは残念なことです。高齢になってからの生活の質(QOL)の向上のためには、死ぬ直前まで元気に生活する「ピンピンコロリ(PPC)」が理想です。PPC運動は長野県(高森町)で早くから実践され、その効果もあって長野県はわが国トップの長寿県になりました。

政府でも2040年までに健康寿命を男女ともに3年以上延伸し75歳以上とすることを目指しています。健康寿命の延伸は、医療費、介護費、地域社会・経済等に関し好ましい影響があると考えられるからです(参照:厚生労働省「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部のとりまとめ」について2019年6月)。

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「人生100年時代」の老後の人生設計

「人生100年時代」という言葉は、英国ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授がその著書「LIFE SHIFT」で提言し、わが国でも大きな話題となりました。この本によれば、2007年に生まれた日本の子供の半数は107歳まで生きることが予想されるそうです。

これまで私たちが考えてきた典型的なライフスタイルは、①20歳代前半までは「学ぶ期間」、②20歳代前半に社会に出て60歳~65歳までは「働く期間」、③60歳~65歳に引退しその後は年金を頼りに「老後を送る期間」、という姿でした。

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それが「人生100年時代」の到来により大きく変わろうとしています。100歳まで生きることを前提とすれば、年齢に関係なく、健康なうちは働き続け、そのために新たな知識を「学び直し」充電することで、長生きで得た時間を豊かで充実したものにすることができるようになるのです。

仕事も一つだけではなく、副業に励むことも考えられます。高齢になっても完全に引退するのではなく、これまでに培ってきた経験や知識が活かせる仕事をしながら、ボランティアとして社会に貢献し、余暇も楽しむなど、個々人の個性や体力に合った多様な生き方が可能になってくるということです。

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「人生100年時代」に私たちの貯蓄や資産は足りているのでしょうか

内閣府が実施した「平成27年度 第8回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果」を見てみましょう。この調査は60歳以上の男女を対象に、日・米・独・スェーデンで5年ごとに実施している調査です。

上記調査によれば、「現在の貯蓄や資産は老後の備えとして十分か」という問に対し、「やや足りないと思う」と「まったく足りないと思う」を合わせた割合が日本では57.0%でした。2割前後の米24.8%、独18.0%、スェーデン18.9%と比較して突出して高くなっていました。

国際的にみても、日本人は貯蓄や資産の現状に対し、強い不安感を抱いているようです。

「老後2000万円不足問題」が提示したものは?

こうした状況もあって、2019年6月に金融庁が公表したレポート「高齢社会における資産形成・管理」が「老後2000万円不足問題」としてマスコミ等に大きく取り上げられ、政治問題化したことは皆さんの記憶に新しいことと思います。

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2000万円の計算根拠を見てみましょう。総務省が公表している家計調査(2017年)では、老後の夫婦2人(夫65歳以上、妻60歳以上、無職世帯)の毎月の平均的な実支出は月26.4万円である一方、公的年金を含めた実収入は20.9万円となっています。毎月約5.5万円が不足しており、これを30年間に引き直せば不足額は約2000万円となるという積算でした。

ここでいう「月5.5万円」「30年で2000万円」という不足額は、あくまでも平均的なケースであり、支出や資産・貯蓄の状況は家計ごとに大きく異なります。ただ、老後のことをあまり考えていなかった現役世代にとっては、具体的な計画を立てる気付きとなったという点で、社会的意義があったと考えられます。

「人生100年時代」に私たちはどのように備えるべきでしょうか

「人生100年時代」を前提にするのであれば、支出内容の見直しに正面から取り組み、貯蓄を含めたマネープランを再考する人もいるでしょう。

また、支出の見直しだけでは、不足額が補えないとしても、60歳~65歳で引退し、年金だけを頼りに老後を生きるという前提自体を変える動きも出てくるでしょう。仮に10年長く働くことができれば、不足額は1000万円台に減ってくる訳ですから。

大事なことは、個々人の実情に即したライフプランやマネープランをできるだけ早い時期から策定し、状況の変化に応じて、それを定期的に見直していくことではないでしょうか。

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「人生100年時代」に次の世代へ残すべきものは・・・・・・

個々人だけでなく、社会的にみても長寿化は好ましいことでしょう。しかし、長生きすることに伴い、年金に加え、医療費や介護費などの社会的費用が発生します。このコストを誰が負担するかという議論を避けて、手放しで長寿化を喜ぶのは無責任ではないでしょうか。

そのコストを次の世代に押し付けてしまえば、子や孫の世代では、自分自身の生活費や医療費を捻出するゆとりが無くなり、日本人はいずれ長寿化の恩恵を受けられなくなってしまいます。

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それでは、次の世代に負担させるコストを少なくするために私たちができることはあるでしょうか。

長寿になった分、私たち一人ひとりが働く期間を長くして、給付を受ける側から保険料を納める側に回ることが考えられます。その仕事が遣り甲斐のあるものであれば、豊かで充実した人生を送ることができ、社会も個人も長寿化の恩恵を受けることができるということなのです。

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