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19.03.06
1974年に国の重要文化財に指定された日本銀行本館は、1890年に着工され、1896年に完工した近代日本を代表する建築物です。設計者は当時わが国の建築学会の第一人者であった辰野金吾博士(工科大学<現東京大学工学部>教授)です。
日本銀行のHPを見ますと、建築様式はネオ・バロック様式にルネッサンス的意匠を加味した建築で、秩序と威厳が表現されており、外観はベルギーの中央銀行を模範に設計したと言われています。外装は、当初は総石造りとする予定でしたが、1891年の濃尾大地震の被害状況から、欧米のような総石造りは無理であると判断し、積み上げたレンガの外側に、外装材として石を積み上げるという方法に変更することで、建物の軽量化図っています。石の種類は、地階と1階は厚い花崗岩、2階と3階が薄い安山岩です。なお、1923年に起きた関東大震災では、建物はびくともしませんでしたが、近隣の火災が日本銀行にも及び、シンボルである丸屋根は焼けてしまい、現在の丸屋根はその後復元されたものとなっています。
辰野金吾(1854年~1919年)は近代日本を代表する建築家です。今でも目にすることができる主な建築物には、日本銀行大阪支店、日本銀行京都支店(現・京都文化博物館別館)、岩手銀行本店本館(現・岩手銀行赤レンガ館)、日本銀行小樽支店(現・日本銀行旧小樽支店金融資料館)、東京駅、大阪市中央公会堂(現・中之島公会堂)などがあります。
コインチョコレート、日銀本館クッキー、¥en cookies(日本銀行本館)には、その日本銀行本館がデザインに取り入れられています。建物の蘊蓄(うんちく)とともにプレゼントされては如何でしょうか。