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ときわんジャーナル

お金に描かれている模様の意味とは?植物・建物の名前もお答えします!

19.05.22

お金の知識

こんにちは!ときわ総合サービスのおもてなし担当社員の「ときわん」です。


2024年度上期中に日本銀行券の刷新(改刷)が行われる予定であることが公表され、世間を賑わせていますね。

銀行券のデザインそのものはもとより、偽造防止の新技術にも注目が集まっています。


一方、前回2004年10月1日に発行が開始され、私たちが日常的に手にしている現行銀行券でさえ、そのデザインの細かいところまでしっかり把握している方はそう多くないはず。


現行銀行券・貨幣のデザインに加え、新しい日本銀行券のデザインや偽造防止技術などについて改めて確認してみましょう。

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現在の銀行券・貨幣のデザインって?

2019年現在流通している日本銀行券のデザインは、2004年(平成16年)に刷新されたものです。

銀行券は一定期間を経過すると偽造防止技術の陳腐化等を主因に、どうしても偽造が多くなる傾向にあります。

多発する偽造事件に対処するためには、最新の偽造防止技術を搭載した新しい銀行券の発行が不可欠となります。


日本銀行券は発行開始以来、現在まで大きく分けて11回の改刷が行われていますが、金額の異なる銀行券が一斉に改刷されたのは、1984年が初めてでした。

前回の改刷が2004年、今回の改刷予定が2024年であることから、ここ2回の改刷は丁度20年周期で行われることとなりました。


近年の日本の紙幣は、明治以降の日本の発展に貢献した人物を表面に、日本の季節や風土を感じる景色や美術を裏面に印刷するのが恒例となっていますが、現行銀行券のデザインを改めて確認すると次の通りとなっています。


紙幣



額面 発行開始年
一万円券 福沢諭吉 鳳凰像(平等院) 平成16(2004)年
五千円券 樋口一葉 「燕子花図」(尾形光琳) 平成16(2004)年
二千円券 守礼門

「源氏物語絵巻」

「紫式部日記絵巻」
平成12(2000)年
千円券 野口英世 富士山と桜 平成16(2004)年

とくに、五千円券裏面に「燕子花図(かきつばたず)」が採用されたのは、表面に女性の社会進出の立役者である樋口一葉が取り入れられたことにより、裏面についても建造物よりも女性の柔らかさと芯の強さを示す燕子花がふさわしい、という議論があったといわれています。


一万円券は最高額にふさわしい知名度のある題材を。

千円券には知名度はあるがこれまで採用されることのなかった科学者と、日本を象徴するモチーフである富士山・桜を。


このように直接関係はなくとも、表裏で一つの想いがデザインに凝縮されているのも、日本の銀行券の特徴です。


なお、二千円券のみ表面が肖像画ではなく、守礼門となっているのは、発行年である2000年に九州・沖縄サミット(第26回主要国首脳会議)が行われたことに由来しています。


貨幣



額面 発行開始年
500円硬貨 竹、橘 平成12(2000)年
100円硬貨 (文字のみ) 昭和42(1967)年
50円硬貨 (文字のみ) 昭和42(1967)年
10円硬貨 平等院鳳凰堂・唐草 常盤木 昭和34(1959)年
5円硬貨 稲穂、歯車、水 双葉 昭和34(1959)年
1円硬貨 若木 (文字のみ) 昭和30(1955)年

日本の貨幣は、わが国の風土と貨幣が最初に作られた当時の社会状況を反映したデザインが多く、5円硬貨の稲穂・歯車・水などは日本独自の稲作と戦後の復興・発展をイメージしたものといわれています。


そして貨幣は、銀行券と比較した場合、貨幣一枚の額面が小さく、偽造そのものも難しいことから、偽造事件は殆どみられません。

その結果、大幅なデザイン変更は行われていません。


しかし、そうした中で、500円貨幣だけは平成12年(2000年)に新しいデザインに変更されましたが、これは偽造防止対策が主たる理由でした。

500円貨幣と大きさ、材質が同じ、韓国の500ウォン貨幣(日本円で約50円に相当)を変造して、自動販売機から日本の500円貨幣をだまし取る犯罪が相次いだのがきっかけでした。


犯罪の手口は、500円貨幣より少し重い500ウォン貨幣の表面を削って質量を同じくし、これを自動販売機に入れ、その後返却レバーを操作し、本物の500円貨幣をだまし取るといったものでした。

当時の自動販売機が、投入した貨幣ではなく、別途準備してある貨幣で釣銭等を返却する仕様になっていたことを悪用した犯罪でした。


犯罪が多発した旧500円貨幣の材質が、500ウォン貨幣と同じく、銅75%、ニッケル25%の白銅製であったのに対し、新500円貨幣は、銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%のニッケル黄銅製へと変更されました。

さらに他の日本の貨幣にはない側面の「斜めギザ」や、表裏に他の硬貨より細かな装飾(傾けると500円の数字が見え隠れする潜像加工など)があるのが特徴となっています。

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日本のお金における偽造防止技術って?

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現在発行されている日本のお金には最新の偽造防止技術がいくつも採用されています。

とくに日本銀行券はその技術の結晶といっても過言ではありません。

財務省ホームページで公開されている偽造防止技術について見てみましょう。


お手元に銀行券がある方は確認してみてくださいね。

(以下は一万円券の例です。他の銀行券では対象箇所に違いがあるケースも。)


■すき入れ:光に透かしたとき、銀行券の中央に福沢諭吉の肖像画が見えます

■すき入れバーパターン:光に透かしたとき、すき入れられた3本の縦棒が見えます。

従来のすかしよりも、パソコンやカラーコピー機等で再現しにくいものです(福沢諭吉の肖像画の左肩のあたりにあります)

■パールインキ:銀行券を傾けたとき、ピンク色を帯びたパール光沢のある半透明な模様が浮かび上がります

→一万円券の左右端に印刷されています

■マイクロ文字:コピー等では再現困難な微小な文字

→表面の右上数字で「10000」の下にある模様など数箇所に細かく「NIPPON GINKO」と繰り返し印字してあります

■深凹版印刷:インキを高く盛り上げる印刷⇒数字の「10000」や「日本銀行券」「壱万円」の部分はとくに凸凹が分かりやすい箇所です

■潜像模様:銀行券を傾けると、表面左下に「10000」の文字が、裏面右上に「NIPPON」の文字が浮び上がります

■ホログラム:銀行券を傾けると、見る角度により左下にあるホログラム内の「日本銀行の日の文字を図案化したマーク」と「10000」が入れ替わり、背景の桜模様が見え隠れします

(参考:財務省「お金の偽造防止技術にはどのようなものがあるのですか」


なお、2024年に発行予定の新しい銀行券では、現行の偽造技術に加えてホログラム機能がパワーアップすることが公表されています。

一万円券および五千円券には、表面の左側にはストライプタイプのホログラムが新たに導入されます。肖像の3D画像が回転する最先端のホログラム。

銀行券への採用は世界初となります。ニュースで見た方もいらっしゃるでしょう。


現状のすき入れ(透かし部分)に加えて、新たな高精細なすき入れ模様も導入されます。

新しい銀行券の発行がなんだか待ち遠しくなりますね。


ちなみに、銀行券の影に隠れて注目が薄れがちな500円貨幣も、材質を入れ替え、貨幣の縁に新たに「異形(いけい)斜めギザ」が導入されることとなりました。


まず材質ですが、素材に新技術であるバイカラー・クラッド(二色三層構造)が導入されます。

ある種類(A)の金属板を異なる種類(B)の金属板でサンドイッチ状に挟み込む技術を「グラッド」技術といいます。

このようにして作られた円板をそれとはさらに異なる金属(C)でできたリングの中にはめ合わせる「バイカラー」技術とを組み合わせたものです。


次に、異形斜めギザですが、斜めギザの一部を他のギザとは異なる形状にしたものです。

記念貨幣ではない通常使用される貨幣に採用されるのは世界初となります。


こちらも日本の最先端偽造防止技術が詰まった、楽しみな逸品になりそうですね。



日本の歴史や風土と技術が詰まっているのが「今の銀行券」!

今回予定されている日本銀行券の改刷を含め、ここ3回の改刷は明治以降の文化人の中から経済・学問などに深く影響を与えた人物と、日本の花鳥風月や建造物といった歴史が集約されたデザインとなっています。


また、日本円が国際経済の枢要通貨となり、偽造しようとするインセンティブも増えたことから、その偽造防止技術も高度なものへと進化しています。


このように想いを巡らせたうえで、実際にお手元の銀行券を改めて眺めてみると、その価値がさらに感じられそうですね。

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