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ときわんジャーナル

世界で金の保有量が多いのはどこの国?その理由も解説

23.12.04

お金の知識

こんにちは!ときわ総合サービスのおもてなし担当社員の「ときわん」です!


金(ゴールド)は価値が高い、資産になる、といったイメージをお持ちの方も多いですよね。

金は個人だけではなく、世界中の中央銀行も購入し、各国が金の保有を高めている傾向にあります。


今回は、世界で金の保有量が多いのはどこの国なのか、ランキングや理由も併せて解説します。

金の価値についても説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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金(ゴールド)は世界で通用する資産!

金は、地球上に存在する量が限られており、今後採掘できる余地も少ないため、ほかの金属と比べて希少性が高く、高い価値があります。


古代エジプト時代から価値がある金属として大切に扱われており、歴史が長く、世界中で信用されている金属です。


世界で取引される金の価値は常に変動していますが、長期的にみると価格は安定していることから、安全資産とも呼ばれています。


インフレにより紙幣価値が実質的に目減りする中で、金の価格は上昇傾向にあり、物価下落が続くデフレ下では、価値が安定しており無価値となるリスクの少ない金が支持される傾向にあるのです。


そのようなことから、金は世界に通用する「グローバルな価値を持つお金」としての役割も持っています。


世界各国の中央銀行では、国家が破産する可能性や世界的な経済の不安定性が高まる場合など、万が一のリスク時に備え、支払準備金として大量の金を保有しています。

日本の中央銀行は「日本銀行」ですが、もちろん日本でも金を保有しています。


特に、リーマンショック以降はドルに対する信頼が揺らぎ、リスク分散のために金を大量に保有する国が増えました。

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世界で金の保有量が多いのはどこの国?

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世界各国で金の保有量が上昇していることはわかりましたが、その中でも圧倒的な金の保有量を誇るのはアメリカです。通貨・為替相場や国際金融システムの安定化を目的とする国際機関IMF(International Monetary Fund、国際通貨基金)の統計で確認しておきましょう。


2023年10月時点ではアメリカは約8,133トンもの金を保有しています。

ちなみに2位のドイツは約3,352トンですので、ドイツよりも2倍以上もの金を保有していることになります。


これだけの量の金をどのように保管しているかが気になりますよね。

アメリカでは、さまざまな場所に金の保管場所があり、フォート・ノックス陸軍基地内の要塞化された金庫室や、ウエストポイントにある財務省の金保管施設などに保管されています。


その中でも最大の保管場所は、ニューヨーク連銀の地下。

セキュリティが厳重でまるで要塞のような場所にある保管庫には、約7,000トンもの金が保管されているといわれています。映画「ダイハード3」ではこの保管庫の襲撃を軸に物語が展開されました。


世界全体の金保有ランキングを、詳しく見てみましょう。

※2023年8月末時点

  • ・1位...アメリカ 約8,133トン
  • ・2位...ドイツ 約3,352トン  
  • ・3位...IMF  約2,814トン
  • ・4位...イタリア  約2,451トン
  • ・5位...フランス  約2,436トン 
  • ・6位...ロシア 約2,332トン 
  • ・7位...中国 約2,165トン 
  • ・8位...スイス 約1,040トン
  • ・9位...日本 約845トン
  • ・10位...インド 約799トン 


中国の金保有量は7位ですが、金の採掘量は世界一です。

中国ではモンゴル自治区や山東省、福建省、湖南省などで金の採掘が進められています。


2位のドイツは前年比で2トンほどマイナスになっていますが、フランス、ロシア、中国、インドなどは保有量が増加傾向にあります。


特にロシアは約34トン、中国は約217トンもの保有量の増加がみられ、今後順位が上昇しそうな勢いがあります。


日本は約799トンで9位となっており、この数値はアメリカの約8,133トンと比べると10分の1ほどの量です。


ちなみに、日本の外貨準備*の占める割合は4%程度となっており、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランスなどの金保有上位国は軒並み60~70%台なので、低い方だといえます。

※外貨準備:政府や中央銀行が保有する資産で、債券や金、預金などで構成されている



世界の地域別に見た保有量・保有率もチェック

ちなみに、世界全体の中央銀行金保有率は2023年8月時点で35,683.8トンです。

前年より355.2トン増加しており、割合でいうと1%ほど増加しています。


世界中で金の保有率が高まりつつあることがわかりますね。


一方、金の保有率を世界の地域別に見てみると以下のようになります。

  • ・欧州...約14,836トン/シェア41.57%
  • ・アメリカ...約8,751トン/シェア24.52%
  • ・アジア...約7,644トン/シェア21.42%
  • ・アフリカ...約491トン/シェア1.38%
  • ・オセアニア...約81トン/シェア0.23%
  • ・国際機関等...約3,459トン/シェア9.69%


国別ではアメリカがトップでしたが、地域別で大きく見ると欧州がトップになり、保有率も4割を超えています。


次にアメリカやアジアが2割前後の保有率となっており、アフリカは1%台、オセアニアは1%に満たない0.23%となっています。

なお、国際機関等のシェアは9.69%と全体の約1割程度です。



アメリカが金の保有量が多いのはなぜ?

なぜ、アメリカはこんなにも大量の金を保有しているのでしょうか?


まず、ブレトンウッズ体制の名残もあり、金を保有しているという理由があります。


ブレトンウッズ体制とは、第二次大戦後の世界経済発展のために考えられた体制で、金とドルの価値を固定化するというもの。

交換比率を一定に保ち、世界的に経済を安定させることが目的です。


「金ドル本位制」ともいわれ、基軸となったアメリカは金を大量に保有しなければなりませんでした。

その名残があって、今でも大量の金を保有しているといわれています。


また、ドルと金の関係も影響しているとみられます。


ドル安になると金の価格が上昇し、ドル高になると金の価値は下落するというように、ドルと金は逆相関になる場合が多いようです。


つまり、ドルの価値が下がってしまっても、その分金の価格は上昇するので、ドル安での損失をカバーできるというわけです。



金の保有量が世界一多いのはアメリカ!ドル安時にカバーできる

金は希少価値が高く、古くから世界中で信用されている資産です。


金は価格が安定しており、安全資産とも呼ばれているほど。

そのため、世界各国の中央銀行で支払い準備金として大量に保有されています。


2023年現在、世界で金の保有量が最も多い国はアメリカ。

2位のドイツの2倍以上もの保有量を誇ります。


日本は9位でアメリカの10分の1ほどの量です。


しかし、世界の地域別にみると、欧州が全体の4割の保有率を占め、トップとなっています。


アメリカの金の保有率が多い理由は、ブレトンウッズ体制の名残で金を多く保有していること、またドルと金の価値は逆相関になることが多いため、ドル安のときに価格が上昇した金で損失をカバーできること、などが理由として挙げられています。


金の重要度を知ると、自分も買ってみようかなと興味が湧いてきますよね!

貴金属店などで販売しているので、ぜひチェックしてみてください。


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